過敏性腸症候群も引き起こす腸に悪い生活習慣とは?
この記事では仕事や出勤、登校前の急な腹痛や過敏性腸症候群を予防していくために、腸に悪い生活習慣を考えてみたいと思います。
その、腸が嫌がるような生活習慣を考える上で参考になるのは、医学博士の松生恒夫氏のが書いた『腸に悪い14の習慣』という一冊です。
松生氏が述べる「腸に悪い14の習慣」とは、以下の通りです。
今すぐやめたい腸習慣
腸に悪い10の「食べ方」
- 若返り&ダイエットを目指して一日一食
- 朝食にグリーンスムージーだけ
- 糖質オフダイエット
- 赤身肉をよく食べる
- マクロビオティクスやベジタリアン食
- 水分をあまり飲まない
- 味噌汁、漬物はたまにしか食べない
- 野菜はおもにサラダで摂っている
- 食物繊維を摂るために毎食玄米ご飯
- 下剤や健康茶を長期間飲んでいる
腸に悪い4の暮らし方
- 睡眠不足が続いている
- 体を冷やす~気温差一〇℃の法則~
- 夜九時以降の食事
- 運動不足、坐りっぱなしの生活
この松生恒夫氏の「腸に悪い14の習慣」を参考にしながら、過敏性腸症候群を引き起こしてしまうような腸に悪い生活習慣を考えてみますと、まず、食生活や栄養バランスの乱れが、腸に悪い生活習慣として挙げられます。
腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善し、出勤前や登校前に腹痛が起きないよう、お腹の調子を整えていくためには、普段から乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖などが豊富な食材を摂っていく必要があります。
しかし、野菜や果物、発酵食などをあまり摂らず、ハンバーガーなどのファーストフードやインスタントラーメン、お菓子やスナック類などが中心になっている食生活を送ってしまうと、腸内環境が悪化し、悪玉菌を増殖させる原因になります。
具体的には、ファーストフードや加工食品などに大量に含まれている食品添加物、トランス脂肪酸、白砂糖などが、腸の老化を促し、腸内環境を悪化させる要因になります。
また食べ過ぎや早食いによって食べ物の消化不良を起こすことも、腸内環境をひどく悪化させる原因になります。
さらに、不規則な生活、睡眠不足、運動不足、おなかを冷やす、といったことなども、腸の健康を保つためには、なるべく避けたほうが良い生活習慣です。
過敏性腸症候群の症状が生じてくるのを防ぎ、いつまでも腸の健康を維持するためには、規則正しい、リズムの良い生活習慣を送ることも大切なのです。